Client: Beppu OGURA
Branding / Craft direction / Art curation / Renovation design

別府温泉郷・扇山の麓に佇む旅館「別府おぐら」のリブランディングを手掛けました。本プロジェクトでは、旅館の特徴である天然温泉と地元食材の魅力を最大限に引き出しつつ、日本文化と伝統工芸の要素を取り入れたブランディングを行いました。
旅館の特徴である、天然保湿成分メタケイ酸を豊富に含む濃いコバルトブルーの温泉を象徴するよう、ブランドカラーに湯のブルーを採用。この色を基軸に、社名、コーポレート・アイデンティティ、改修計画、ウェブサイト、家具備品を包括的にデザインしました。
ロゴタイプは、書家・加山幹子氏による指文字で制作。温泉の湯気で曇ったガラスに指で書くという誰もが一度は体験したことのある行為をモチーフに取り入れ、温泉旅館の本質を直感的に感じられる意匠としました。この指文字は、人に寄り添った柔らかさを表現し、心地良さと温かみを宿すロゴデザインとしました。